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30代の働き方

起業家のような企業家の働き方

《本記事の概要》サラリーマンなら誰もが一度は考えたことがあるだろう「うちの会社・部署に将来はあるのか?」という漠然とした不安.小杉俊哉さんの本は,この不安をどうやって解消していくべきか?ということに的確なアドバイスをくれる本だと思いますので紹介します.

 


小杉俊哉/僕たちは「会社」でどこまでできるのか?

サラリーマンの悩み

日本の就業人口の9割近くはサラリーマンだそうです.私もそんな大多数のうちの一人です.私の中では最近「自分の会社,そして自分の所属部署に将来があるのだろうか?」という漠然とした不安が大きくなりつつあります.「こんなことやってていいんだろうか?」とか,「もっとこうすれば仕事がうまく回るのに・・・」とか,他にも思うことはたくさんあります.

 

この記事を読んでいただいているあなたもサラリーマンだとしたら,多かれ少なかれ会社に対する不安,不満,もっとこうしたらいいのに,といったことを思われたことがあるのではないでしょうか?もっと言えば,「この上司についていって大丈夫なのだろうか?」と思っている人も結構いるのではないでしょうか?

 

サラリーマンって,そういう悩みが絶えないですよね.もちろん,自営業やフリーランスの方々にはまた違った悩みがあるでしょう.働く人にとって,仕事や働き方に関する悩みがゼロということはほぼ無いんじゃないかと思います.

 


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思っているだけじゃ変わらない

そんな不安や不満を,あなたはどのように解消されているでしょうか?同じ部署の同僚と「あれはダメだよね」「そうだよね」と愚痴を言い合ってスッキリする人もいるかもしれませんし,「どうせ言っても変わらないし」と不満は飲み込んでしまって表に出さない人もいるかもしれません.もしかしたら「もうこの会社はダメだ」と辞めようとしている人もいるかもしれません.

 

中には改革を目指して立ち上がる人もいます.改革を実行し,不満が解消され,そして会社の業績にも貢献できたとしたら,そんないいことはないですよね.でも,会社組織や制度を改革するというのは,とてもエネルギーを使うことです.

 

私は同僚と愚痴を言い合うことでストレス解消しているところもありますが,最近は改革したいと立ち上がる側の人間になりたいと考え,行動し始めています.そのきっかけとなっているのは,このブログで紹介させていただいているように,いろいろな方の本を読んでいろいろな考えを取り入れたことが大きいと思っています.

 

こういった行動は本当にエネルギーを消費します.周りの人はまだまだ「出る杭は打たれる」という考えをもっていたり,「あの人は意識高い系だよね」なんて後ろ指をさされたりします.でも,これからの時代を生き抜いていくことを考えれば,そんなことかまっていられないと本気で思っています.

僕たちは「会社」でどこまでできるのか?

小杉俊哉さんが書かれた『起業家のように企業で働く』や『僕たちは「会社」でどこまでできるのか?』という本を紹介したいと思います.

 

「もっとこうすればいいのに!」という強い意志がある人は,それを実現するために起業するという人もいますが,そんな人はほんとうにごく一握りの人です.自分の想いを実現するために起業するところからはじめるとなると,本当に強い意志と忍耐力が問われると思います.

 

では,今のところ起業までする気はない(私のような)人は,どうやって自分の想いを実現していけばいいでしょうか?そういったことに『起業家のように企業で働く』や『僕たちは「会社」でどこまでできるのか?』に記された内容が答えてくれていると思います.

 

著者の小杉さん曰く,起業までせずとも,会社の中で出来ることはまだまだたくさんあるということです.起業するとなるとすべてゼロからのスタートになりますが,企業の中には物的なリソースも人的なリソースもある程度そろっています.もちろん抵抗勢力があったり,制度が整っていなかったり障害となることもありますが,それは起業する場合も同じことです.

 


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だったら,いま所属している企業でやれることをやりつくそうよ,というのが小杉さんの考え方だと理解しています.小杉さんは様々な会社の主に人事部門などで活躍された方ですが,彼の考え方は人事部門に限らず,私のような技術系分野で働く人間にとっても参考になる部分が多くありました.

 

「もっとこうしたい」といつも思っていたことに対して,小杉さんにポンッと背中を押してもらったような気分です.周囲の人の巻込み方や,上司との付き合い方,社内政治をどうするかなど,とても現実味のある話が満載です.

 

本当の「働き方改革」とは?

最近,世の中では「働き方改革」というワードが流行り言葉のように使われていますが,こういった個々の働き方に対する考え方をひとつずつ実現していくことこそ,本当の働き方改革だと思います.残業を減らすとか,育児・介護と仕事を両立するとか,もちろんそういったことに関係する制度改変も大事ですが,自分の働き方を根底から見つめ直し,仕事の質を上げていくことが大事だと思います.

 

ひとりの人間が日本の会社組織全体を変革することはとても難しい(と言うかほぼ不可能)だと思いますが,自分の会社を良い方向に変革することは,もしかしたら可能では無いかと思えます.社内に同じ志を抱く仲間が数名いれば,会社を変えることはできるかもしれません.

 

そうやってあちこちの会社で変革が起こり,それが普通となり,日本の古い悪しき習慣をやめられない会社組織が変革していけばいいなと思います(もちろん良い習慣は代々受け継いで!).

最後まで読んでいただきありがとうございました.