マルチ・ポテンシャライト
らしく、生きる。
30代の自己啓発

自分のアタマで考えよう

以前,ちきりんさんの自分の時間を取り戻そうという書籍をご紹介しました(関連記事).ちきりんさんの本は私にはとても読みやすく,本書は一連のシリーズ(?)らしいことに気がつき,シリーズ通して読んでみようと思いました.(自分の時間を取り戻そうマーケット感覚を身につけよう自分のアタマで考えようの3冊が同じスタイルのカバーなのでシリーズだと思います)

 

”情報過多”と言われる現代ではたくさんの情報が日々アタマに入ってきますので,いろんなことを”考えた気”になっていますが,実際には自分のアタマで全然考えていなかったなということに気付かされる1冊です.

「思考」は「知識」にだまされる

「思考」は「知識」にだまされる───本書の序章の中の1つの見出しですが,この章の内容を読んだとき,自分は今までなんて浅い思考しかしていなかったのかと反省しました.自分も含め現代人は,テレビやネットから大量の情報(知識)をインプットしています.ですから,何かを考えるときについ自分の知っている知識を当てはめて”考えた気”になっていることが多いということです.

 

例えば『ある田舎町の自動車事故が10年前に比べて増えた理由』を考えるとき,日本人ならすぐに「田舎は高齢化が進んでいるからなぁ」と考えてしまいそうです.なぜなら,”日本は高齢化社会である”という”知識”が既にあるからです.しかし,そんな日本の事情を知らない遠い外国から来た人に同じことを考えてもらったら,「道路が複雑になったから」とか,「車の台数が増えたから」とか,全く異なる答えも多く出てくるでしょう.

 

本書でも似たような例え話が書かれていますが,ちきりんさんが言われるのは,それって”考えた”のではなくて,ただ”知識を披露した”だけだよね?ということです.───確かにその通り.私たちは簡単に”知識”にだまされるということがよくわかりました.

 


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自分のアタマで考えるためにやるべき2つのこと

知識にだまされることなく,自分のアタマで考えられるようにするために,本書では様々なアドバイスをしてくれています.私が特にやるべきだと思った2つのことは①判断基準をもつこと,②思考の棚をつくること,です.

 

まずは判断基準をつくる

”考える”という行為は,情報(インプット)を元に何らかの答え(アウトプット)を導き出すことです.「AとBどっちを選ぶべきだろう?Aはここがいいところ,でもBのここのところも捨てがたい・・・う〜んどっちがいいだろう・・・」と何も答えを出せず”悩む”行為は,”考えた”とは言えません.

 

私もよく仕事で”悩んで”,”考えた気”になっているなと,反省します・・・

 

そこでまずやるべきことは,まずは自分なりの判断基準をつくることです.考えた結果アウトプットするということは,ビジネスにおいても大事なことだと思いますが,AとBどちらを選ぶべきか考えるとき,「こういう場合はA」「こういう条件が合えばB」など,判断基準が明確であればアウトプットしやすいということですね.

 

思考の棚をつくる

もうひとつは,”思考の棚をつくる”ということです.判断基準をもつということと似ているような気もしますが,「この問題は,こういう情報が入ってきたらこういう結論にたどり着くな」というフレームのようなもの(思考の棚)を持っておくということです.

 

ちきりんさん曰く,こういう思考の棚をいくつか用意してあれば,そこに当てはまる必要な情報だけを取捨選択しやすくなるということです.棚があって,そこにピタリと当てはまる情報があれば拾ってくる・・・そうすることで無駄な情報収集がなくなるということです.

 

まず判断基準を考えることも,思考の棚を用意しておくことも,どちらも無駄な情報の波にのまれないようにするための対策だと思います.日常に情報が溢れかえっている現代だからこそ,きちんと”考えて”おかなければいけないことだなと感じました.

 

おわりに

情報はたくさんあるほうが良いとついつい考えがちであるが,自分のアタマできちんと思考していれば,本当に必要な情報はそれほど多くはないのかもしれませんね.インプットする情報の取捨選択を徹底するというのも,ミニマリズム的な考え方と通ずるものがあるようにも思います.

最後まで読んでいただきありがとうございました.