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社員を幸せにする会社|塚越流「いい会社」の定義

今日は伊那食品工業の会長である塚越寛さんの著書 「いい会社」ってどんな会社ですか?をご紹介します。塚越さんとサイボウズ社長の青野慶久さん、ユーグレナ社長の出雲充さんとの対談形式になっています。

 

ずばり、あなたにとって「いい会社」って、どんな会社でしょう?給料が平均より高い会社?業界世界一の会社?休みが多い会社?人によって「いい会社」と思うポイントは様々ですね。

 

でも、塚越さんの提唱される「いい会社」には、誰もが共感するのではないかと思います。塚越さんが提唱するいい会社とは、「社員の幸せを一番に考える会社」だそうです。

 

社員の幸せを一番に考えておこなっている経営が「年輪経営」と呼ばれる経営です。トヨタ自動車の豊田章男社長をはじめ、多くの経営者が塚越さんの元を訪れ、彼の話に耳を傾け、その経営手法に共感されているのだとか。

 

今日は「いい会社」について、考えてみましょう。

 

年輪経営とは

塚越さんが提唱される年輪経営とはどんなものなのでしょうか?簡単に言うと、着実に成長を積み重ねるようにすること。年輪が毎年ひとつずつ着実に増えるかのように。でも、この「成長」というのは、単に売上高とか利益とか、数字だけではないんだそうです。

 

たとえば社員が新しい技術を習得したとか、いい会社だねって外の人から言われるようになったとか、そういう数字には表れない部分も会社の成長と捉えられている。

 

そんな企業、他にあります?多くの企業は数字の上下に一喜一憂し、数字至上主義になってはいないでしょうか?数字も大事なんですけどね。数字ばかりを追いかけず、急激な成長をせず、年輪のように1つひとつ、着実に成長をしていく・・・それが年輪経営だそうです。

 

 

いい会社とは

改めて、あなたにとって「いい会社」って、何でしょう?最初に例に挙げた、給料が平均より高い会社、業界世界一の会社、休みが多い会社…どれも、人によっては「いい会社」と言えるでしょう。

 

でも、給料が高ければ、コミュニケーションの無い殺伐とした職場でもいいのでしょうか?

 

業界世界一の会社であれば、残業しまくりの働き方でもいいのでしょうか?

 

休みが多くて休みだけ楽しくて、仕事している間は楽しくなくていいのでしょうか?

 

そう言われると・・・うーん、そうじゃないような気がする・・・皆さんそんな感じに思われるのではないでしょうか。

 

「人間は幸せになるためにこの星にやってきたんだ。」とは、私が尊敬するウルグアイ元大統領ホセ・ムヒカ氏が言われたことですが、塚越さんにもそのようなお考えがあるように感じられます。

 

給料が高くても、業界一であっても、休みが多くても、幸せだと感じられなければ、なんだか寂しくないですか?いい会社・・・突き詰めて考えれば、幸せを感じられるかどうかってところに行き着くように思います。そんな、社員が幸せかどうか?が判断基準の会社経営、とっても素敵です。

 

「魔法の片づけ」との共通点

もうひとつ、「いい会社」ってどんな会社ですか?を読んでいて思い出したことがあります。それは、これまた私に大きな影響を与えてくれた、魔法の片づけでおなじみのこんまり(近藤麻理恵)さんです。

人生がときめく片づけの魔法
こんまり流,片づけの魔法で私が変わったこと今回は、近藤麻理恵著 人生がときめく片づけの魔法をご紹介します。私はどちらかと言えば片づけができる方の人間だと思っていました。でも、片づ...

こんまりさんの片づけ方法は、まず捨てることから始まります。捨てるか捨てないかの判断基準は「ときめくか、ときめかないか。」つまり、自分がいま目の前にあるものを持ち続けることでハッピーを感じるかどうか、そこが判断基準なんですね。

 

片づけという作業におけるこの判断基準はパーソナルなものですが、社員が幸せかどうか?という判断基準と通じるものがあるように感じます。自分が幸せか?自分と一緒に働く社員が幸せか?あまり論理的でない判断基準なのかもしれないですが、実はとても理にかなった判断基準のような気がします。

 

結局のところ、社員が幸せを感じながら仕事に取り組めるということは、やりがいを感じ、生産性高く、仕事ができることだと思うのです。数字至上主義の会社で、上司から尻を叩かれて必死で数字を上げなければならない会社・・・世の中にけっこう多いと思いますが、部下の尻を叩いて数字を上げさせるくらいなら、部下が幸せを感じられるような空気感を作る方が、よほど生産性が高く効率的な方法のように思います。

 

そんな空気感を作り出せる方法のひとつが、以前ご紹介した「よさ会議」です。ぜひこちらの記事もどうぞ。

「チームのよさがみえる会議」で組織の生産性や風通しを良くしよう!今日は「チームのよさがみえる会議(以下、よさ会議)」なるものをご紹介したいと思います。どんな会議なのか?一言で言うと、チームのメンバーが...

おわりに

今日は「いい会社」について考えてみました。

 

誰もがいい会社で、やりがいを持って働きたいと考えているはず。でも「ウチは無理」とか「ウチの社長は儲けることしか考えてない」とか、理由をつけて諦めようとしている人が多いのが現状のように感じます。

 

松岡修造さんみたいに「諦めちゃダメだ‼︎」なんて暑苦しく言うつもりはないですが、でも諦めたらあなたの幸せを、あなたの家族の幸せを諦めるのと同意です。

 

これからは個の意識と力で世の中を良くしていかないといけないと思っています。一人ひとりの意識が「あきらめ」から「幸せのためにこうしよう」というプラスの方向に少しでも変われば、「じゃぁみんなでやろう」というのは日本人の得意なところなので、世の中もっといい方向に変わっていくのではないかと信じています。

 

そんなふうになればいいな、と思ったら、まず小さな行動を始めよう!私はこの本をあなたに紹介するところから始めました。あなたは、何やってみますか?

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。