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30代の働き方

世の中でもっとも危険な本

《本記事の概要》あなたは”世の中でもっとも危険な本”をご存知でしょうか?アーニー・J・ゼリンスキー著 働かないって,ワクワクしない?という本を紹介します.日本人は往往にして仕事中心の人生を送っていると感じますが,自由時間中心の人生でもいいと思いませんか?

 


働かないって,ワクワクしない?

働かないって,ワクワクしない?

「働かないって,ワクワクしない?」そう問われたら,あなたはどう思いますか?私は最近,自分の働き方や仕事することについて色々と思うところがあり,この問いに対しては「働かないのもアリかもしれない」と思いましたので,アーニー・J・ゼリンスキー著 働かないって,ワクワクしない?という本を読んでみました.帯には”世の中でもっとも危険な本!!”と紹介されています.

 

現代の世の中には”仕事をしない人”=”ダメなヤツ”という暗黙の認識があるように思います.私もそう思っていました.しかし本書を読めば,死ぬまで一切仕事しないというのは生活していけないので無理だとしても,”ある期間仕事しない”とか,”ほどほどに働く”という選択もありかなと思いました.

 

どんどんモノを生産して,どんどん買って,どんどん消費して・・・産業革命以来続くそんな社会において,世界中の人みんなが”仕事しない”という考えに達したら,経済は成り立たなくなっちゃうかもしれませんね.そういう意味でこれは”危険な本”かもしれません.

”仕事”に対する私の誤認識

私のある知人は,3年毎くらいに職業を変えています.仕事のジャンルも様々です.私は彼のことを「何をやっても長続きしないヤツ,辛抱のできないヤツ」と思っていました.しかし,私はただ「10年間いまの仕事一筋にやってきた自分を正当化したかっただけなのかもしれない」と思い,あいつはダメだみたく思っていた自分がとても恥ずかしくなってきました.

 

現に欧米では,転職することは当たり前のことです.数年毎に様々な仕事をする人と,同じ仕事を長く続ける人の,どちらが偉いとか,どちらが正しいとか,欧米だろうが日本だろうがそんなものはないんですよね.仕事に対する考え方も人それぞれです.本人が満足していれば,職を様々に変えていても,一途に働いていても,どちらでもいいのです.

 

そしてさらに言えば,ずっと仕事をしていても,或いは仕事しつつも年単位の長い休暇をとっていても,はたまた1週間働いて1ヶ月休むという生活をしていても,それも個人の自由です.本人にとって満足できる幸せな生活が送れるのならば,どんな仕事の仕方も本来は自由なはずです.

あなたの人生の目標は?

「あなたの人生の目標は?」と問われて,「この仕事・分野で世界一の権威になること」とか「我が社の製品をひとつでも多く世に送り出すこと」と答える人はどれくらいいるでしょうか?仕事が大好きな人ならそう答えるかもしれませんね.でも問われているのは”人生の目標”です.”仕事の目標”ではありません.

 

人生の目標が仕事を通じて達成できるのであれば,それは仕事に恵まれた人だと思います.例えばノーベル賞を受賞する研究者なんかは,そういう人なのかもしれません.”この研究で世界に名を残す発明をしたい”という一途な思いで研究生活を心から楽しんでいて,それで幸せを感じているとしたら,そのような仕事の仕方は間違いではないでしょう.

 

そのような人にとっては,仕事はもはや”仕事”ではなく,”人生”そのものということですね.でも,実はそんな人は少数派ではないでしょうか?”人生の目標”が”仕事の目標”と同じという人は,すごい少ないんじゃないかと思います.

 

そういう私はというと,「人生の目標は?」と聞かれても今すぐには答えられません.しかし確実に言えるのは,私の”人生の目標”と”仕事の目標”は一致していないということです.私が定年退職するまで(今では定年後も再雇用され,私たちの世代が定年する頃には”定年退職”という制度すら無いかも?!)精一杯働いたら私の人生の目標は達成するだろうか?と考えると,人生の目標がまだはっきりしていなくても,とてもそうは思えません.

 

いまのエンジニアの仕事が嫌いなわけではありませんが,仕事以外の時間,つまりアーニーさんが言う”自由時間”も,私にとっては重要です.きっとその中にも”人生の目標”につながる何かがあるのではと思っています.

 

自由時間こそ,有意義に使うべき

誰でも,人生の使命を見つけることができる.個人の使命は仕事を通じて果たすこともできるが,いつも仕事に関係するとは限らない.ボランティア活動や娯楽,趣味など自由時間の活動を通して果たせる場合もある.人生におけるあなたの究極的な使命は,あなたの関心,意味のある人間関係,仕事,自由時間の活動など人生の多様な面の組み合わせを通して果たすものかもしれない.
アーニー・J・ゼリンスキー著 働かないって,ワクワクしない? より

人生の目標を達成するためには,仕事だけではなく,仕事以外の自由時間こそ有意義に使うべきであるというのが,アーニーさんが本書の中で言われていることだと思います.

 

あなたも私と同じように,「いまの仕事さえあれば自分の人生は十分有意義だ」と思わない方だとしたら,「平日は忙しくて自由な時間がない」とか,「休日は仕事に備えてゆっくり休みたい」とか,そんなこと言っている場合ではないと思います.

 

私は多くの日本人が”仕事漬け”になっている現状に,最近とても疑問を抱くようになり,このままではまずいと思っています.会社に行けば愚痴ばかりで,休みの日は特にやることもない・・・そんな生活は”ヤバイ”です.

 

自分もヤバイと思ったあなた,今日から何か自分のやりたいこと・好きなことを始めましょう.

好きなことに没頭する時間

私の好きなことのひとつは,モノづくりをすることです.木工作が好きで,中学生くらいの頃から本棚や椅子やテーブルなど,身の回りのいろいろなモノを手作りしてきました.最近はベランダの野菜を陽当たり良くするためにプランター台を作ったり,会社のデスク周りを整頓するためにパソコンモニター台を作ったりしました.

 

そしていまは,珈琲ドリッパースタンドを作っていたりします.木を切ったり削ったり磨いたりしている時間は,私にとってはとても楽しい時間です.熱中していると時間が経つのも忘れてしまいます.出来上がったときの「できたぁ〜」という達成感も格別です.

 

最近はあまりモノを増やしたくないので大きな家具類を作ることはありませんが,好きなことに没頭するのはいいものです.

 

おわりに

本書との出会いは,「自分の人生の目標・使命って何だろう?」と考えさせられる良い機会になりました.私の目標はまだ明確に言葉にはできないのですが,自分の好きなことをベースに,人の生活を楽しく,幸せにするきっかけを提供できるような存在でありたいと思います.

 

歳を重ねれば,もしかするとやりたいことも変わっていくかもしれません.そしたらそのときまた,軌道修正すればいいのかなと思います.

 

いつかこんなことやりたいな〜と思っていることは,その”いつか”をできるだけ早く実現するために着々と準備を進めるべきですね.そんな準備活動も,自由時間の有効な使い方のひとつではないでしょうか.

最後まで読んでいただきありがとうございました.