毎日幸せに暮らしたい・・・と願ってやまないヨシヒロです。こんにちは。
「毎日幸せに暮らしたい・・・」
あなたも口に出しては言わないまでも、日々頭の片隅でお考えのことではないでしょうか。私はいつも考えてしまいます。どうすればもっと幸せに暮らせるのだろうか・・・そもそも自分にとっての「幸せ」ってなんだろうか・・・と。
人それぞれ「幸せ」の基準は違いますので、一概にこの暮らし方をすれば幸せになれる!なんて方法はありません。でも、幸せな暮らし方のパターンはいくつかあるようです。ということで今回は、橘玲著幸福の「資本」論から学んだ、自分の幸せな暮らし方について考えてみます。
幸せのカタチなんて十人十色で、決まった基準が無いように思われがちですが、幸せを左右する要素を3つに分けて考えることで、占いなどに頼らず戦略的に幸せを手にできるかもしれません。
あ、念のために言っておくと、占いを否定する訳ではありません。あくまで、これも幸せに対するひとつの考え方というだけですからね。
幸せに暮らすための3つの資産
橘玲著、幸福の「資本」論、面白かったのでぜひ読んで欲しいと思うのですが、この本の中で人間は基本的に3種類の資産を持っていると言っています。それは、金融資産、人的資産、社会資産の3つです。
金融資産

1つ目の金融資産はその名の通り、金融に関する資産です。私たちが日常生活の中で「資産」と聞いてイメージするのは、おそらくこれが一番多いのではないでしょうか。お金、株、その他金融商品などですね。
お金がなければモノを買ったりサービスを受けたりすることはできないわけで、生活に不可欠な資産でもあります。でも、「お金さえあれば幸せなの?」というセリフをあなたもどこかで聞いたことがあるように、幸せの素はこれだけではないような気もします。
人的資産

2つ目が人的資産。これは、言い換えると「働ける自分」です。コンビニでアルバイトをすれば時給がもらえる。つまり、自分の体や頭を使って仕事をし、対価を得ることができるわけです。
私たち(30代)の親や祖父母世代は、「身体こそ資本だ」ということをよく言っていたような気がします。全くその通りで、身体を壊してしまえば場合によっては働くこともできなくなってしまいますね。
社会資産

そして3つ目の社会資産は、普段は資産だとイメージしていないものかもしれません。これは要するに友達だったり、家族だったり、人との繋がり=資産ということです。
先ほどの「お金さえあれば幸せなの?」という質問に対する回答として、「家族や友達との繋がりさえあればいい」といった回答がありそうです。その通り、お金はなくても人的なつながりを強く求める人もいるでしょう。
私たちが幸せに暮らす方法
著者は、この3つの資産のバランスが大事と言います。そして、この3つの組み合わせによってどのように幸せであるのかが定義されるということです。
例えば、それなりにやりがいのある仕事(人的資産)を持ち、なおかつ金融資産をたくさん持っている人はいわゆるリア充と呼ばれるような人たちであり、これはこれで、1つの幸せのカタチですね。
一方、金融資産はないし、そんなに稼ぎのいい仕事にもついてはいなけど、社会資産は充実している。つまり、家族や友達など人付き合いが充実しているから幸せに暮らせている、というパターンもあります。本書ではプア充と呼ばれています。
自分の幸せをどう設計するか
さて、3つの資産をどのように組み合わせて自分の幸せを形作るのか・・・ここからは自分がどうしたいか?何処に重きを置くのか?ということを考えると、幸せのカタチが見えてきそうな気がします。
もちろん十分な金融資産をもち、打ち込める仕事とそれが可能な身体的能力や知能(人的資産)をもち、良好な家族や友人との関係(社会資産)をもっていれば、これ以上にない幸せな状況ですよね。本書では超充と呼ばれています。でも、それはなかなか難しい。
逆に、どれかひとつの資産しかないと、それはそれでリスクがあります。例えば金融資産しかもっていない人(親が超お金持ちとか)で、仕事をしていなかったり、友達がいなかったりしたとします。この人は、ある日突然お金がなくなる状況に陥った時、全ての資産を失うことになります。仕事をする能力も身につけていない、頼る友達もいない・・・これは危険ですね。
私はほとんど金融資産をもっていません。そして(お金は欲しいですが)それほど大金持ちになりたいとも思ってはいないので、人的資産と社会資産を充実させたタイプを目指したいです。その中で、優先度は低いけど、できるだけ金融資産を高められるようにコツコツ低リスクな投資をしていく・・・といった感じでしょうか。
自分はどこに軸足を置くのか?幸せって何だろう?ってよくわからなくなったら、自分はどんなタイプを目指したいのか・・・一度考えてみるのもいいかもしれませんね。
おわりに
私は社会に出て10年ちょっとが経ちましたが、入社した頃は独身だったこともあり、仕事ばかりに打ち込んでいました。それが今、結婚して、子どもができて、親戚も含めたら家族がとても増えました。そうやって広がるつながりを大切にしたいと思っています。
私のように、環境が変わればどうなりたいかという想いも変わっていくものだと思います。幸せのカタチはひとつじゃないよね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。